黒須ちゃん寝るぷれい5

終了〜♪

もうね、号泣(;´Д`)



てほどでもなかったんですが、まぁ泣きましたね。つうか、泣けた。

ぶっちゃげ、美希以外のシナリオは全部泣けた。Flower'sについては前回書いたので省略。



んで、その次にしたのが・・・ええと、冬子だっけな??彼女は弱いんですよね、心が。一人で生きていける強さを持っていないけど、強がって一人でいようとする。そして、誰かに話しかけられ、甘えることが出来ると、その人に依存してしまう。すべてをその人に委ねようとする。もう一人では生きられなくなっちゃう。

その結果が、まだ世界が正常だった頃に太一に捨てられちゃったわけで。考えてみれば、そのときの状態からここまで回復できただけでも、冬子にとっては奇跡だったんじゃなかろうか??まぁ、それがあったからこそ、2度目に捨てられたときか元の世界に戻されたときも生きることだけは出来たんでしょうね。ただ・・・太一の思い出からは離れることが出来ないのかも知れないけど。



その次が見里&友貴。まぁ、あまり好かれない姉弟だと思いますが、このシナリオでもちょっと泣けた。

まぁ、泣けたのは太一が自分の過去を語り、見里や自分のような群青色の人間がどう行動してしまうかを語ったとき。多分ね、太一という人間は誰よりも人間らしかったと思うのですよ。検査から弾き出されたとおり、太一の人間としての部分は文字通り2割だったのかも知れない。けど、その2割を全面に出して、人間でいようと努力した。普通の人間は人間でいようとする努力なんて、するもんじゃない。

自分が嫌いだから、自分の怪物といわれる部分を知っているからこそ、人間でいたかった太一。その太一が、すべてを認めた上で友貴という心は正常な人間に話した。友貴にとっての太一が、どう映っていたのか??それが分からない訳じゃなかったんでしょうけど、二人のために。そして、自分のためにか。



あとは、桜庭ですね。コイツ、何も考えていないようで、一番太一のことを分かっていたんじゃないんですかね。いや、太一だけに関わらず、多分誰よりも人を見る目を持っていた。太一が認めた霧よりも。

ただ、普段の行動が行動なので、誰もそれを見抜けなかった。で、最後に、太一の前でそれを見せた。あれには、太一も心を揺り動かされたんでしょうねぇ。

まあ、ラバは一種の天才ですね。最高の親友だったと思うよ、太一にとって。



最後は陽子ちゃん。彼女は太一を拘束したけど、最後は二人にとっての傷となる過去を抉られ、初めて本来の支倉陽子を出した気がしますわ。彼女も太一に純粋に甘えてるときは可愛いんですけどね。何て言うか、ちょっと言葉足りずなところとか、良かったです。

で、太一は自分を保つために、最後の攻撃に。二人が箱庭から抜け出したときの出来事。太一にとってのトラウマ。陽子ちゃんにとってもトラウマになっていたんだろうか??どちらにしろ、陽子ちゃんは太一に恐怖し、そして惹かれてしまった。ただ、陽子ちゃんに惹かれていた太一は、自分に依存してくるようになった陽子ちゃんを拒否したってところか。二人の出会いがあれである限り、多分どんな選択肢を選んでいても、二人そろって幸せになれることはなかったのかな。



ま、そんなわけで、全員無事向こうの世界に帰還。太一一人を残してね。

そして、太一は一度壊れかけた。でも、立ち直った。人がいたときよりも、より正常な人格を持って。その辺、やっぱ皮肉だよなぁ。心を育てるために人を欲した太一。でも、何らかの拍子にその人を傷つけてしまうかも知れない。そんなわけで、世界に一人になることを決めた太一。その結果、太一は人間になった。まぁ、それで太一は幸せだったのかも知れないけど、向こうに帰された人たちの心からは消えることはないわけで、結局どっちが残酷なのだろう??



エピローグでは、全員にというか、全シーンに追加CGが。最初に陽子ちゃん。そして、見里&友貴。その次は確か冬子で、それから美希&霧。んで、最後が桜庭。

ここでのCG追加は非常に嬉しく、それが余計に涙を誘った感じが。何度聞いても、ラバの「久しぶりだな、親友」には泣けますし。

はぁ、良いゲームでしたよ。これで終わりかと思うとちょっと残念とか思っていたら、23日に小説が発売されるそうで。これは購入決定でしょう!!あと、公式設定資料集も欲しくなってきた。何か、没シナリオがスゴかったらしいので。合わせて3000円程度か。買うか、一緒に。小説の方がAmazonでも扱われてくれると、まず購入決定なんだけどなぁ。