鋼の錬金術師/第08話「賢者の石」
今回は、かなり切ないものが。悲しさでいうなら、そりゃ先週の方がきつかったんですが、あの事件の後日談って・・・ねぇ??
前半部分はちょっと友人がいたので、見てなかったんですが、OP後くらいはちゃんと見てたかな??
まー、エドとアルは国家錬金術師としての最初の仕事に、タッカーの研究成果を整理すること。ニーナのことがあって、タッカーに対する感情が尋常ではないエドはその仕事そのものに不満を抱き、アルにまであたる始末。そのまま、タッカーの研究室から出て行ってしまいました。
本来、アルが手伝う必要はない仕事なんですけどね。なんというか、アルの方が全然大人と感じましたね。
で、タッカーの研究の中に、「賢者の石」に関する資料があったことを知ったアルは、1人でホークアイさんに「賢者の石」について聞くことに。そこに、ブラッドレイ大総統も現れたわけで、石についていろいろとアルに教えていたわけで。このおっさんが敵味方不明の中では怪しい人物No.1であるのは間違いなく、ここでの行動の意味が後々の複線になるとかあったりして。(w
ちなみに、タッカー自身はすでに処刑されたとか。殺したのがスカーではなかったのが残念なんですが、軍はタッカーの件をもみ消すことにしたってことで。多分、グラン准将が率先してトカゲのしっぽ切りを行ったんでしょうが。
一方、その頃、セントラルの駅にはウィンリィが。
エドはといえば、マスタングのところに行き、自分にも連続婦女殺人事件(?)の犯人探しをさせろ!!と。マスタングは、「だったら銀の時計を置いて行け。」ということで、国家錬金術師を自ら放棄してしまったエド。その後、スカーとすれ違い、ちょっとした会話を。
2人がまともに会話してるなんて原作ではあり得なかったんですが、ここではエドの苦悩、スカーの決意が表れていた場面。ホント、ニーナの件でタッカーに対する怒り、自分自身の不甲斐なさ、国家錬金術師になれたからと行って何も変わっていないと言う自分の弱さ。そういったエドの苦悩がありありと描かれていて、今回は本当に見ていて切なかったんですよね。
そして、ニーナを殺した犯人かも知れない連続殺人事件の犯人探しを行い始めたエド。軍の食堂でその犯人候補について調べていたら、エドにお客さんが。もちろん、ウィンリィだったんですが、エドにあう前に彼女は別の場所へ。
エドが食堂を出る少し前に現れたのは肉屋のお姉さん。明らかに怪しい人物だったわけで、彼女がウィンリィをさらった犯人。
そんなことを知らなかったエドは、ウィンリィが捕らわれているであろう場所に行ったら、彼女の演技に騙され、不意打ちで頭に殴られたわけで。
目を覚ましたときには、エドの右手は外されていて、錬成陣なしでの錬金術を行えない状態。そして、その肉屋のお姉さんは実は女装だったと。もちろん、ウィンリィは捕らえられていて・・・。
その後、どうにか錬金術で拘束を外すことが出来たエドは、肉屋の主人に殺されそうになり・・・。
完全に混乱状態に陥り、逃げることしかできなくなっていたエド。逃げようとする中でも、ウィンリィを助けようとするのですが、なかなか上手くいけずに、また逃げるのみ。この姿は、死の恐怖に駆られたただの子供。この描写が痛々しくて(;´Д⊂)
アルの登場により、なんとか助かったエドとウィンリィ。その後、エドがアルを前にして、自分の心の内をすべて話すエド。今まで、自分が錬金術師に見てきた理想。全く違った現実。泣きまくりのエドが普通の子供に見え、アルの大人っぷりが全開。弟であるはずのあるの方が全然大人のように感じるのは、やっぱ真理に近づきすぎた結果??冗談はさておき、元々そういう性格だっただけでしょうが、やっぱエドってまだまだ器が小さいね。ただ、この事件を機に、大きくなっていってほしいものです。
後ろの方で、エドを見ながら泣いていたウィンリィも印象的でした。
しかし、この肉屋があの「バリー・ザ・チョッパー」だったとは。ちょっと意外。原作も一応出てきたキャラなんですが、全然違っていたのでビックリ。結構な殺人鬼かと思っていたんですが、ただの狂った殺人鬼だっただけだし。果たして、今後、こいつが登場することはあり得るのか??
そして、最後にエドには「鋼」の称号が与えられ、再び軍の狗になったエド。
エドとアル、そしてウィンリィが歩いているのを路地裏から見つめていたスカー。その目には銀の時計が。
果たして、次週はどうなることやら??まだもう少しセントラルでの話が続きそうですが、期待は出来そう。思っていた以上に面白いし、ちょっとDVDが欲しいかも。さすがに全13巻を集めるのは酷なので、買わないけど。(w
(関連/「鋼の錬金術師」公式サイト)