ハガレン

「鋼の錬金術師」が売れているということらしいです。



>10月4日の土曜日の夕方からアニメ放映が始まったため知名度が高まり、

>単行本1巻当たりの販売部数が約20万から一挙に100万部に増えた。




その言葉通り、Yahooのランキング太洋社のランキングは凄いことに。太洋社の方を見ると、総合でも10位以内に3冊。少年部門では、4位に最新刊である6巻が、6位以下は「鋼の錬金術師」の1巻〜5巻がズラッと占めています。

私もアニメを見て、この漫画にハマった口なんですが、確かにこれだけ売れるだけの面白さはあると思います。正直、アニメを見て、漫画を読むまでは、ガンガン連載だということで甘く見てました。

まさか、ここまで面白い漫画を知らなかったとは。ホント、まだまだ自分の知らない漫画は多いんだなということを知りましたよ。もちろん、現在連載されている漫画だけに限定しても、私が知っている漫画なんて数分の一にしか過ぎないのですが。



正直、エドとアルという2人の少年が犯した罪の重さ。自分のせいで、弟を鎧の体にしてしまったという兄・エドの苦しみ。それがあるからこそ、この漫画は面白いのだと思います。



他にも禁忌を犯し、錬金術によって人の命を弄ぶ者がいる。

錬金術師を憎み、すべての国家錬金術師に復讐を成そうとする者がいる。

錬金術を使い、世界を混沌の淵に落とそうとする者がいる。

これらはすべて繋がっている。

錬金術を使い、人を殺し、人を造り、人を道具とする。

もっとも神に誓い人種、錬金術師。



なぜ、錬金術というものがこの世に存在してしまったのか?そんなことを感じる世界。

原作の方はまだまだ発展途上中。今月号のガンガンを読んでみたわけですが、まさかこんな展開が。ある程度予測の上とはいえ、まだ何か信じられなかったり。あれを読んでしまうと、次号を読まずにはいられない。そんな展開でした。

まだまだ面白くなっていきそうな展開。早く7巻が読みたくて、たまらない。そんな気分。



また、コミックスには作者である荒川弘氏がおまけ漫画が描いてあったり、カバー裏ではいろいろと遊んでいたり。もちろん、本編では話を重くし過ぎることなく、途中でギャグを入れたりして、少年漫画らしさを充分に発揮しているわけで。かなりオススメ。



現在放送中のアニメは、すでに欧米5カ国のテレビ局から引き合いがあるそうですし、12月にはPS2でのゲームの発売もある。さらに、来年の話になるが、GBA向けのソフトも2本投入されるとか。

アニメ化とメディアミックス展開の強さ。それが、見事にコミックスの売り上げに繋がってるわけですが、純粋に漫画に惚れる。それだけの価値はあるものとして、私は感じています。所詮、にわかファンなのですが。(笑



ただ、アニメの方には不安もあります。現在、7話まで放送されていますが、途中1話を除いてはすべて原作がある話。時代背景の違いから、微妙に異なった展開になってはいるものの、大筋は同じなわけで。このまま、原作に準じた話を続けていると、あと10〜20話もしないうちに原作のネタが切れてしまうと。もちろん、このまま原作のストーリーをイジった話を続けていくとは限りませんが、オリジナルの話になったときにどうなるのか?あの面白さを持続することが出来るのか?すでに年間シリーズとして決まっているので、打ち切られないように面白いものを創っていってほしい。



とりあえず、ハガレンのイチにわかファンとして一言。



「漫画好きとして、原作を読んだことないなら、読むことを薦めます。」