鋼の錬金術師/第07話「合成獣が哭く夜」

前回からの続き。



国家錬金術師になれたエドは、なぜかそのままタッカーの家にいることに。

で、ウィンリィに手紙を書こうとしているところを、アルやニーナに冷やかされ、大慌てのエド。原作ではイマイチその感情は読めませんが、やっぱエドウィンリィのことが好きなんですかね??どっちかというと、原作ではアルの方が惚れてるっぽい記述はあったけど。



さて、そんな中、ニーナがお母さんにと描いていた似顔絵が燃やされているのを発見。燃やされているっていうか、端っこの方が焼けていただけで、ほとんど焼け残っている状態でしたが。普通に考えれば、いつもあんな風にタッカーはニーナの母親への手紙ってのを燃やしていたはずなので、あそこまで焼け残っているはずがないんですけどね。いくらアニメでも、あれはやりすぎかと。



それを見たエドは、あることに気付き、タッカーの人語を話したという合成獣について調べることに。

図書館に行ったものの、シェスカに「軍事機密で閲覧不可。グラン准将の許可がいる。」と言われ、追い返されてしまう。そして、図書館を出ると、1人の男が警備員と何か言い争っていたわけで。その男こそ、のちに「傷の男(スカー)」と呼ばれる人物になるわけですが、このときはまだ何も知らない感じ。多分、自分の一族を滅ぼされて間もない頃だったんでしょうが、今後のコイツの動きには要注目かな。

ちなみに、グラン准将といえば、原作では登場機会はありませんでした。すでにスカーに殺されていたので・・・。ということで、多分来週あたりに、グラン准将はスカーに殺されるんでしょうけど。(マテ



で、その後も、ヒューズの家に行き、タッカーの研究について聞くことに。そこで初めて、その合成獣がただ一言放った言葉を知った・・・と。

それはさておき、もう親バカ爆発のヒューズ少佐。良いねー、この馬鹿っぷり。原作の中でも、結構人気のあったキャラだけに、このまま原作通りの展開を迎えてしまうのかちょっと不安。



さて、エドの動きを知ったグラン准将が、エドとアルをタッカーの家から追い出すことに。

そして、タッカーを追いつめるような会話をするグラン。エドがまだ12歳の天才国家錬金術師と言うこと。それを見つけてきたのがマスタング中佐で、最近メキメキと力をつけてきている人物であるということ。一方、自分はタッカーの支援者であり、自分より若いマスタングに近い将来抜かれていってしまうことが不安だったんでしょう。

多分、ここまで散々と迷っていたタッカーに、最後の決心をさせたのはこの会話。



その夜(?)、エドとアルはタッカーの家に乗り込むことに。

そのことに気付いていたのか、タッカーは2人を自分がいる部屋へ案内をする。そこにいたのはタッカー、そして人語を話す合成獣

それを見て、エドが問いつめ、アルもこの合成獣がニーナとアレキサンダーを合成したものだと言うことを知る。2年前の合成獣は奥さんを、今回は自分の娘と犬を。禁忌を犯したタッカーだが、エドに「お前も一緒だ。」と・・・。確かに、禁忌を犯したのはエドも一緒ですが、感じる罪の重さとしてはやっぱタッカーの方が上かなぁ。少なくとも、エド達は人を生き返らせようとしたわけで・・・。何とも言えませんが、やはり人としてタッカーの行動は許せるものではなかったと。ただ、赤の他人ではなくて、自分の妻や娘を使った辺り、最後の良心が・・・という気がしないでもなく。



そこに現れたのは、グラン准将。この件をもみ消そうとでもしたんでしょうか??

結局、エド錬金術を使い、合成獣はどこかに逃げてしまったわけです。そのまま、スカーの元にいった合成獣は、スカーによって殺されてしまう。ここで、国家錬金術師に対して復讐を誓ったスカー。

そして、遅れて現場に現れたエドとアル。何も出来なかった自分に、悲しみと悔しさが混じってしまったんでしょうかね。原作でもそうですが、エドはこの事件で軽くふさぎ込んでしまうんでしょう。まー、天才と言えど、まだ12歳。母親のことがあるだけに、こういった事件に関しては心を痛めやすいと言うべきか。何はともあれ、見ているこっちもさすがにここには泣きそうになりましたよ。ニーナ、可愛かったからなぁ。



というわけで、来週へ続く。

基本的には、今回の話は原作と一緒なんですが、時間軸が異なっているため、詳細な点が全然違いますね。ただ、微妙に原作をイジっている話しかしていないので、今後オリジナルの話が続いたときにどうなるのか??原作で使える点を抜き出していったとしても、1クール持つのが限界だと思うんですが??

にしても、来週はウィンリィが登場するようですが、なんでセントラルに出て来るんでしょうね??エド機械鎧の関係かな??何はともあれ、来週のウィンリィには期待。あと、スカーの行動をちゃんと原作通りにしてしまうのか??

そういえば、タイトルが「賢者の石」だったってことは、ここで初めて賢者の石のことを2人は知るわけですかね??



(関連/「鋼の錬金術師」公式サイト