ラノベ本家イラストレーターとコミカライズ担当。

http://d.hatena.ne.jp/furan/20080509/1210303750
ゴルゴ31より)

この前フランさんと会ったときにも話したのですが、ラノベのイラスト担当がそのままコミカライズも担当って例が少ないんですよね。
文中にもある阿智太郎さんはコミカライズが意識された上でイラスト担当も選ばれているんだろうなぁ。住めば都のコスモス荘は原作も漫画も矢上裕さんが担当されていますしねー。
ま、イラストレーターと漫画家が似て非なるものってのはその通りだと思います。
確かに、イラストレーターってのは一枚絵を魅せる実力が必要になると思うんですが、漫画となる一枚絵にはそこまでこだわる必要ないですからね。漫画は絵そのものよりもストーリーの方が大事だと思うので。
あと、純粋にイラストレーターと呼ばれる方々は、漫画描くとなると遅筆になってしまうのかなぁと。多分、月刊誌連載であってもラノベ挿絵並のクオリティを残せるイラストレーター兼漫画家って数えるほどしかいないはずなので。


結果として、世の中に転がっているラノベ原作漫画は原作イラストとコミカライズ担当は別の人ってのが大半になります。
コミカライズされやすいラノベとなると、やはり角川スニーカー文庫電撃文庫になってくると思うのですが、この両者を比べた場合に思うのは電撃の方は成功例が多いのに対し、角川の方は失敗が多いということかなと。フランさんが上げられている成功例も全部原作はアスキー・メディアワークス発行ですからねぇ。
正直な話、角川のコミカライズは酷いの多いですからね。。アニメが大成功を収めたアレなんて、何で黒歴史化しないのか不思議でしょうがないです。イラスト担当ご本人が漫画描けないのは何となく分かるとして。


まぁそれはさておき。
原作ファンならば、原作のイメージを壊してほしくないという意味で本家イラストレーターを所望するのは当然のことだと思います。
私も『バカとテストと召還獣』がコミカライズされるのならば、葉賀ユイさんに担当してほしいですもの。ちゃんとオリジナル漫画描かれてますので、連載ペースとしては申し分ない出来は期待できるし。
もし別の方が担当するとしても、性別「秀吉」を描けない人は絶対にアウトだと言えます。あの作品はキャラクターありきだと思うので、そこで魅せれないと正直きっつい。


ま、ラノベ原作アニメも増えている以上、コミカライズもますます増えていくと思いますが、一体どのようなモノが出てくるか楽しみでも不安でもあり。。
とりあえず、近い将来にガガガ文庫からのコミカライズにも期待したいところですね。